舞台・戦国御伽絵巻「ソロリ・ヒデヨシ」

舞台・戦国御伽絵巻シリーズは日本の戦国時代を舞台にした川光俊哉の描き下ろし作品です。第1作「戦国御伽絵巻~ソロリ~」は、父である曽呂利新左衛門の作った鞘を手に戦国の世をわたっていく主人公の高丸の物語。

高丸役は中村誠治郎が、持ち前の頭の良さとホラで天下人を目指す豊臣秀吉は町田慎吾が演じます。ヒロインである葵の守役であり、彼女に対して淡い恋心を抱く小平役は佐藤永典が務めます。

第2作「戦国御伽絵巻~ヒデヨシ~」では人を殺したくないという信念を持つ豊臣秀吉の姿が描かれます。秀吉役は町田慎吾。第1作と第2作の演出は大岩美智子が務めています。

第2作では川光俊哉が監修で、脚本は佐々木充郭です。特に監督は置かれていませんが、実質的に演出の大岩美智子が中心となって舞台が作られています。

 

戦国御伽絵巻「ソロリ」について

戦国御伽絵巻「ソロリ」の宣伝バナー
戦国御伽絵巻「ソロリ」

戦国御伽絵巻「ソロリ」は戦国時代を舞台に鞘で戦う男の物語。

主役の高丸役は中村誠治郎、秀吉役を町田慎吾が演じています。服部半蔵役が山崎雄介で葵役が小口ふみか、小平役は佐藤永典です。

2016年11月2日(水)~6日(日)、シアターサンモールにて上演されました。演出:岩美智子、脚本:川光俊哉。

作品のあらすじ

100年続いた戦乱の時代に人々は傷つき疲れ果てていました。妖刀がきらめく戦場でソロリ党の後継者である高丸は、後に天下人となる秀吉に出会います。

高丸は鞘を持ち秀吉と共に戦乱の時代を駆け巡ります。刀が乱世の全てを滅ぼして仕舞う前に鞘は守るべきものの命を救えるか、鞘はその弱さを貫き通すことができるのかという点がこの物語のテーマです。戦国時代から現代に対して鞘と刀、平和と戦争について問いかけています。

戦国時代に織田信長が天下人だった頃、ソロリ党は乱世を終わらせようと水面下で活動していました。

党員は鞘職人として生計を立てていたため、戦になっても刀を抜くことがありません。収め守り慈しむことを信念としていました。高丸と服部半蔵は当初、共に党の仲間として活動します。

戦国御伽絵巻「ソロリ」の舞台中の様子
舞台・戦国御伽絵巻「ソロリ」

戦乱が激しくなるにつれて半蔵は武力の必要性を感じるようになりました。武力によって乱世を終わらせることを望んだ半蔵は党を離脱します。

さらに半蔵は戦に勝利するため妖刀村正を世に放ちます。村正は手に取ると人を斬りたくなる妖刀です。高丸は半蔵から村正を奪い鞘に収めようとしますが、誤って通りすがりの村人を切ってしまいます。

掟を破った高丸は党を離脱して貧しい弁当売りになります。そのようなときに高丸は天下人を夢見る秀吉に出会います。高丸は秀吉との出会いによって次第に信念を取り戻します。

父親の仇討ちのため旅をする葵は、半蔵の作った妖刀を手にしたため心を奪われてしまいます。妖刀に魅入られた半蔵や葵たちと、刀を収めて乱世を終わらせようとする高丸や秀吉たちとの戦いが繰り広げられます。

しかし妖刀の魔力は強く、高丸自身も少しずつ体を蝕まれていきます。戦国御伽絵巻「ソロリ」は戦国時代を舞台にした作品ですが、現代に対して平和の尊さを訴えています。

 

戦国御伽絵巻「ヒデヨシ」について

戦国御伽絵巻「ヒデヨシ」のメイン宣伝バナー
戦国御伽絵巻「ヒデヨシ」

“戦国御伽絵巻「ヒデヨシ」は戦国御伽絵巻「ヒデヨシ」の続編です。前作同様に戦国時代を舞台としています。

主人公の秀吉役を前作と同様に町田慎吾。明智光秀役は平野良、シャチ役は前作で小平役を演じていた佐藤永典、竹中半兵衛役に藤原祐規、徳川家康役に演劇集団キャラメルボックスの鍛治本大樹、黒顕役は三上市朗で顕如役は月岡弘一、ミザル役は大岩主弥が演じます。

イワザル役が福島悠介でキカザル役は及川崇治です。ウツボ役は根本大介が、足利義昭役は大力が演じます。演出は大岩美智子で脚本は佐々木充郭、監修は川光俊哉。舞台監督が堀吉行が務めます。

戦国御伽絵巻「ヒデヨシ」は2017年の8月5日から8月13日まで紀伊国屋ホールで公演が行われました。

 

戦国御伽絵巻「ヒデヨシ」のあらすじ

ある戦を巡って秀吉は明智光秀と対。秀吉は亡き友と約束した平和な世の中を夢見て人を殺したくないという信念を胸に秘めています。

しかし織田信長の天下統一が目前に迫ると、秀吉に暗い影が忍び寄ります。何者かが策略を使い平和が破れ、再び戦火が吹き荒れようとしていました。

秀吉は過酷な現実に信念を持って立ち向かおうとします。命を賭けた信念はあるのか、守るべき笑顔はあるのかということを戦国時代から現代に問いかける作品です。

 

戦国御伽絵巻「ヒデヨシ」のみどころ

戦国御伽絵巻「ヒデヨシ」の舞台中の様子
http://25news.jp/?p=17445より

戦国御伽絵巻シリーズが目指しているのはたんなる殺陣ではありません。心情心理を大切にした時代劇です。

戦乱の世の中で男たちが何を考え信じたのか、そして何を目指したのかという心の動きにスポットが当てられています。主人公の秀吉を演じる町田慎吾は前作にも出演していました。

演技に深みが増しており、戦の世の中に平和を求める秀吉の葛藤を見事に表現しています。

また町田慎吾の迫力ある演技に影響されて、明智光秀役の平野良や竹中半兵衛役の藤原祐規も素晴らしい演技を見せます。

人間ドラマが魅力の舞台ですが、殺陣のシーンも迫力があり見応えのある仕上がりとなっています。それぞれの信念を持って戦国時代を生き抜いた男たちの姿が見事に表現された作品です。

 

出演キャスト関連作品

中村誠治郎

  • U-31
  • 血まみれスケバンチェーンソー

平野良

  • 人気若手舞台俳優が世界を旅するバラエティの第3シーズン
  • フェアトレードボーイ
  • ミュージカル『テニスの王子様』The Treasure Match 四天宝寺 feat. 氷帝

佐藤永典

  • ミュージカル『テニスの王子様』コンサート Dream Live 6th
  • ミュージカル『テニスの王子様』The Treasure Match 四天宝寺 feat. 氷帝

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